妊婦さんに接種するRSウイルスワクチン「アブリスボ」について
RSウイルスとは
RSウイルスは世界中に広く分布しており、生後2歳までにほぼ全ての乳幼児が感染するとされています。また、生後6か月未満で感染すると重症化することが示されています。
RSウイルス感染症と予防
日本では、毎年約12~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、約3万人が入院を必要とすると推定されていますが、有効な治療薬はありません。
そのため母子免疫ワクチンによって、生まれてくるお子さんの発症や重症化を防ぐことが期待されています。
そのため母子免疫ワクチンによって、生まれてくるお子さんの発症や重症化を防ぐことが期待されています。
RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ」について
当院では2024年7月より「アブリスボ」の接種が可能になりました。妊婦さんに接種することにより、母体でRSウイルスに対する中和抗体が作られ、その抗体が胎盤を通して胎児に移行する母子免疫ワクチンです。
【接種対象】妊娠28週から36週の妊婦さん(完全予約制)
【投与方法】0.5mlを1回、筋肉注射
【費用】33,000円(税込み)
【持ち物】母子手帳
【予約方法】外来受診時、または電話でご予約ください。
アブリスボの接種をお考えの方は、当院の医師や看護師に気軽にご相談ください。
2024年7月18日 久松マタニティークリニック